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当院のがん診療の現状

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[ 乳がんについて ]

乳がんについての説明やその診断方法、治療方法を紹介し、尾道市民病院で集計された統計をグラフでご案内します。
最終更新日:令和5年11月06日

乳がん

乳がんについて

女性の癌の中で症例数が特に増加している癌です。当院では乳癌学会のガイドラインに沿った治療を行っております。 乳癌を治療せずに放っておけば、周囲の組織に拡がり、リンパ管を通って腋窩のリンパ節や鎖骨の上のリンパ節、 あるいは血液を通って骨、肺、肝臓などの臓器へ転移し、命を脅かすことになります。 このような事態を可能な限り防ぐために、できるだけ早く治療を開始する必要があります。 最近は、手術だけでなく他の治療法(化学療法やホルモン療法、放射線照射)を組み合わせて治療効果を高めることが可能になってきています。

乳がんの治療

乳癌の手術法は、乳房全体を外科的に取り除く「乳房切除術」と、しこりを含む乳腺の一部を切除する「乳房温存手術」に分けられ、 必要に応じて腋窩リンパ節を郭清します。最近は、乳がんの治療法に関する考え方が大きく変わり、手術主体の治療法から、 化学療法やホルモン療法、放射線照射を組み合わせて、可能な限り手術を縮小する方向で治療法が検討されるようになっています。 当院でも積極的に縮小手術を導入しておりますが、手術する範囲を縮小できるかどうかは、病気の進行度によって異なりますので、 どの治療法がよいかを主治医とよく話し合う必要があります。 乳癌においては、早期発見・早期治療できるかどうかが、その後のQOL(生活の質)向上のために非常に重要となります。 乳癌検診にて異常を指摘された場合、もしくは御自分で少しでも気になるところがあった場合には、当院医師に御相談ください。

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