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[ 麻酔科 ]

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病気のはなし

尾道市立市民病院における、麻酔科の病気のはなしをご紹介いたします。
(2019年4月現在)
1.周術期管理

 尾道市立市民病院では、年間約2600例の手術が行われています。このうち、全身麻酔約1300例、脊髄くも膜下麻酔60例を岡山大学からの応援を得て3名の麻酔科医で担当しております。
 手術を安全かつ快適に受けていただくためには、麻酔薬を用いて痛みを感じないようにするばかりでなく、呼吸状態や血圧、脈拍、体温、尿量など、全身の状態を管理する必要があります。このために麻酔中は呼吸数、酸素飽和度、心電図、血圧などをモニターし、必要に応じて点滴や人工呼吸、筋弛緩薬、心血管作動薬などを使用し、呼吸および循環機能の行安定化を図っています。
 さらに、術後の痛みを軽減するために鎮痛薬を硬膜外腔や静脈内に持続的投与を行っています。意識や運動に影響を与えず、痛みだけを取り除くことができるため、術後の呼吸状態の改善や、早期離床に役立ちます。

2.集中治療

 尾道市立市民病院では、呼吸不全、心不全、腎不全、意識障害、播種性血管内凝固などで、呼吸循環サポートを必要とする重症患者治療のためのICUを4床で運営しています。麻酔で培った全身管理の手法を駆使し、人工呼吸器、心血管作動薬、輸液、栄養管理、持続ろ過透析などを行い、24時間体制で管理を行えるよう院内全科で協力して治療できる体制をとっています。

3.救急医療

 救急車で搬送された患者さんの初期治療に当たり、重症度診断、プライマリケアを行い、最適な専門科への紹介を行います。
 また、救急医療におけるメディカルコントロール体制では検証医に任命されており、救急症例検討会や救急救命士の教育も行っています。
 さらに、救急外来にワークステーションを設置し、救急隊と連携しドクターカーとして現場に出動できる体制をとっており、現場での治療や搬送先の選定などが円滑に行えるようになっています。

4.救急蘇生、ICLS

 尾道市医師会救急蘇生委員会の中核病院であり、一次医療機関からの救急蘇生の依頼にはドクターカーで対応し、院内での急変症例には「ドクターコール」で対応できる体制を整えています。
 また、日本救急医学会ICLSディレクターに認定されており、ICLSプロバイダーコースを開催し、急変症例の初期治療に対応するためのICLSの普及に努めています。

5.災害医療

 広島県広域災害地域コーディネーターに任命されており、大規模災害発生の際には災害現場に出動し、トリアージや初期治療を行います。
 また、広島空港航空機事故訓練にも参加し、災害時医療チームとして参加し、大規模災害時にも活動できるよう備えています。

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