初期研修医の田口です。平成31年3月を持ちまして当院での研修を修了いたします。思い返すと、この2年間数え切れない経験を当院ですることができました。5ヶ月の麻酔科研修、3ヶ月間の消化器および内科研修を始め、多くの診療科で研修を行い、各診療科の先生方のみならず、コメディカルスタッフの皆様には大変お世話になりました。
　当院の研修の特徴は研修医と周りのスタッフとの距離がとても近いところだと感じています。他科の先生方やコメディカルスタッフから色々と話しかけてもらう機会が多く、時には処置の手伝いをさせてもらったり、思いがけないアドバイスももらうことがあります。大規模な研修病院では研修医は一括りで扱われてしまうことがありますが、当院では研修医一人一人の頑張りや学んできたことが注目されるため、研修の枠をあまり考えずに積極的に幅広いことを経験できたのではないかとおもいます。
　とくに、IASLC 2018への参加は外科の川真田先生から頂いたテーマをもとに、自力で答えを探してそれを海外学会という大きな場で発表するといった大変貴重な経験となりました。この経験は自分がどんなに頑張っても一人では達成できず、一人一人の積極的な努力が注目される当院の環境があってこそ達成できたものと強く感じています。
　また、私は尾道に縁はなかったのですが、尾道の風光明媚な景色に魅了されて尾道での研修を決めました。そして2年たった今尾道やしまなみ海道の雰囲気を満喫し、尾道市医師会の先生方との交流を通して尾道の町に強い繋がりができたのではないかと思います。
　これから初期研修を考えられる医学生の方へ、当院はここでは書き表せないほど多くの魅力にあふれた病院であり、当院でしか経験できないことも数多くあります。そんな当院での研修をぜひ考えてみてください。
　最後になりましたが、お世話になった先生方、コメディカルスタッフに心から感謝をしたいと思います。
本当にありがとうございました。