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西田あい研修医 2008/3/7
┗(カテゴリ)2007年度臨床研修医||Posted:2008-03-07
昨年12月に、この病院の研修2年間において重要な(?)イベントであるアメリカ医療施設見学のため、米国ヒューストンにあるM.D.Anderson medicalcenterに研修に行ってきました。
今回は、研修医4人と昨年まで留学されていた脳外科の岩戸先生の5人で1週間の日程で行きました。
ヒューストンは、真冬とはいえ、ジャケット一枚で歩けるくらいのちょうど良い気温で、全日程に渡り好天気に恵まれました。
M.D.Andersonでは、研究室の見学と実際の診療部門、胸部外科の手術見学を行いました。
医療自体のレベルなどは日本とそう変わらないようにもみえましたが、外国の病院のシステムの違いには驚きの連続でした。
まず、このM.D.Andersonの周囲はヒューストン中の病院が全部集まっているかのような大医療エリアで、大学病院クラスの大きな病院がいくつも林立しています。
一つ一つの病院で何千人という医療スタッフが働いていて、ソーシャルワーカーやボランティアの数も膨大で、医師は医師本来の仕事に集中できているように見えました。
研究分野の見学は、海外留学の雰囲気が分かり、自分もこんなふうに留学してみたいという憧れを持ちました。
見学の後には、NBAの試合を見に行ったり、テキサスの名物料理Tex-Mexを堪能したり、ヒューストン宇宙センターに立ち寄ったりと、研修以外の面も大充実でした。
さて、今回行ったこの研修旅行ですが、行き先は毎年受け入れ先の都合などで決まり(因みに前年度はNIHに行ったそうです)、二年間の研修のうち一回(これまで多くの場合は2年目の冬)は参加できるようになっています。
なかなか海外の病院を視察・研修するなんて貴重な機会は与えて頂けるものではないし、このような実践の機会があってこそ日々忙しい中での英語学習もできるのだと思います。
ぜひ、皆さんにも尾道での2年間の締めくくりにこの貴重な経験をしてみていただきたいと思います。
1週間弱の研修旅行をこの短い体験記でお伝えするのはなかなか難しく、もっといろいろ伝えたいことはあったのですが・・・
もし興味があおりの方がいらっしゃったら、いつでも見学がてら尾道に聞きに来てくださいね!