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第19回世界肺癌学会(WCLC 2018)に参加しました!
┗(カテゴリ)2018年度臨床研修医||Posted:2018-10-16
初期臨床研修医2年次の田口健一です。この度は、カナダ、トロントで9月23日〜26日に開催された世界肺癌学会(Would Conference of Lung Cancer: WCLC)に参加し、ポスターでの発表を行いました。
本学会は今年で19回目になる肺癌研究の国際学会です。世界各国から数千人の参加者が集まる大規模な学会で、広い会場でも常に満員になるほどの人の多さでした。また、活発な雰囲気のなかで世界中の参加者が発表者、聴衆の枠を超えた自由な討論を行っている様子が印象的でした。特に「免疫チェックポイント阻害剤」と呼ばれる新しい作用機序の薬剤に関する発表や、これらの薬剤の作用に重要なPD-1、PD-L1といったタンパク質に関わる発表が多く、最新の肺癌治療について学ぶことができました。(なお、PD-1を発見したのは2018年ノーベル賞を受賞した本庶佑先生です。)
私が発表した演題は「切除した肺多形癌4症例に対する臨床病理学的検討(Clinicopathological Investigation of Four Resected Cases for Pleomorphic Carcinoma of the Lung.)」です。肺多形癌とは希なタイプの肺癌ですが生存率が低く、有効な治療法が確立されていません。この肺多形癌に対しPD-L1の発現の程度や腫瘍浸潤Tリンパ球の分布(TILs)について調べました。4例と少数ですが、予後が良好な症例でTILsの浸潤が高かったことから、今後の研究に繋がる発見ができたのではないかと考えます。
学会期間中にトロントの散策もしました。トロントはカナダの東側、五大湖のほとりにある都市で、人口は260万人とカナダでは最大の規模です。港から高さ553mのCNタワーに代表される超高層ビルが建ち並ぶ風景を見たときは圧倒されました。また、周囲の人々も優しく、買い物で困ったときに手助けをしてくれたり、フレンドリーに声をかけてくれたりと住み心地のよい都市だと感じました。
初期研修医のうちに国際学会に参加、発表できるのは大変貴重な経験だと思います。このような機会をくださった外科の川真田先生をはじめ、病院スタッフの皆様にはとても感謝しております。
これから初期研修先を考えている皆様に、当院は規模の小さい病院ですが、小さいからこそ研修医一人一人の頑張りが注目される病院です。意欲があれば国際学会で発表の機会も得ることができ、その機会を掴むために周囲が全力でサポートしてくれる大きな可能性にあふれた病院です。ぜひ当院での研修を考えてみてください!