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竹原清人研修医 2005/7/15
┗(カテゴリ)2005年度臨床研修医||Posted:2005-07-15
当院における研修も早2か月余りが過ぎた。
我が尾道市立市民病院は坂の上である。一体誰が好き好んで此の様な場所に病院など建てたのか。
坂の町の呼称で人口に膾炙する尾道ではあるが、住む者にとっては必ずしも有難くない現実は否めないのだった。
毎日坂の上まで自転車通勤する身にとっては、尚更である。
而も小生の愛車は「普通の」自転車であるからして、途中で降りて押さなければ上まで登れないのであった。
息切れし乍ら漸く医局に辿り着いた折には暑くて堪らないので、当初は扇子でぱたぱた扇いだり等していた訳だが、暦が夏に近付くに連れ、流石に其れでは間に合わなくなって来た。
其処で、卓上扇風機を入手して来て医局の机に装備する事にしたのである。とは云え此れで真夏になると一体どうなる事かと思ってしまうのだった。
一方、逆に岐路は下り坂なので楽かと云えば、寧ろ速度が出過ぎて誠に恐ろしいのだった。
実に最高三五キロ/時と云う速度を叩き出すのである。
以前は車両の往来の激しい道を通っていたので、尚更であった訳だが、裏道を使う様になった現在はと云うと、真っ暗な上に竹藪の中を抜けたりするので、其れは其れでやはり恐ろしいのだった。
さて、研修体験記と云う名目であるので肝心の研修について書かねばなるまい。
現在小生は内科にて研修中の身である訳だが、病棟回診や検査見学の合間に腹水穿刺やら胃瘻造設だのと云った手技も比較的頻繁に経験する機会を得ている所である。
又、過渡期に在る当院の電子カルテシステムに於いて、シェーマの描画や写真画像の取込みの手法を試行錯誤してみたりするのも、システムの不出来に辟易しつつも半ば趣味の範疇として面白味を見出している此の頃である。
些か研修についての描写が御座成りとなってしまったが、後は同僚の研修医諸氏の筆致に期待するとして、一先ず今回は筆を置きたいと思う。