[ 令和元年度(第47回)臨床検査精度管理調査にて最優秀賞に選ばれました。 ]
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令和元年度(第47回)臨床検査精度管理調査にて最優秀賞に選ばれました。
更新日:2020-08-03 (月)
令和元年度(第47回)臨床検査精度管理調査において表彰施設に選ばれて
臨床検査室は、正しい臨床検査結果を患者のみなさんのために医師を含めた医療関係者に提供する役割を担い、提供する情報は信頼される検査結果でなくてはなりません。正しい検査結果とは患者のみなさんの生理的、病的状態を正しく言い当てることを意味し、そのためには正確性や再現性、迅速性、経済性など信頼されるための要件がいくつか挙げられます。そこで臨床検査の信頼性のために行う作業のひとつが精度管理です。精度管理には「内部精度管理」と「外部精度管理」があり、「内部精度管理」とは患者のみなさんの測定結果に近い管理試料を用いてその測定結果の動向をモニターする方法であり、「外部精度管理」とは自施設以外の第3者機関によって配布された同一試料を多数の施設(検査室)が測定し、その測定結果より統計学的に解析し評価するものです。今回表彰された外部精度管理の一つである標記臨床検査精度管理調査は、広島県医師会・広島県臨床検査技師会によって2019年11月中旬実施された調査であり県内174施設が参加しました。調査内容は、生化学・免疫検査、血液検査、輸血検査、尿一般検査、微生物検査、病理検査、細胞検査、生理検査に関する調査であり、当院中央検査室成績はすべての調査項目に関してA評価となり最優秀賞7施設のうちの1施設に選ばれました。今回の表彰に満足することなく、今後も正しい臨床検査結果が提供できるよう、また信頼される中央検査室であることを目標に臨床検査技師一同さらに尽力する所存です。