[ 臨床研修のご案内 ]
平成25年度 テルモメディカルプラネックス研修をおこないました
平成25年度 テルモメディカルプラネックス研修会を終えて
尾道市立市民病院 臨床研修管理責任者 副院長 中井 肇
昨年に引き続き、今年も神奈川県足柄上郡中井町(小田原より車で30分)にありますテルモメディカルプラネックスにて、8月3日(土)〜4日(日)にわたって研修を行ってきました。尾道市立市民病院からは医師5(研修医2),看護師8名 公立みつぎ総合病院からは医師3(研修医2),看護師4名 総勢20名の参加者で、8月3日の早朝出発し、同日午後1時に現地到着。昼食をとりながらの施設紹介、施設見学が終了後、午後2時半より研修が開始となりました。今回は2回目の同施設での研修になりますので、指導医等には余裕がありましたが、初めて参加した研修医,看護師は少々緊張していたようです。ただ相変わらず美術館なみの非常に綺麗な施設には、参加者一同 感激していました(施設から雄大に見えるはずの富士山は今年は天候のため残念ながら見えませんでした)。
医師の研修は、豊富に用意されたシミュレータを使用した研修医の教育が目的で、指導医と1対1での研修教育となります。縫合・吻合の演習,気管内挿管・動脈穿刺・胃管挿入・除細動・CVカテーテル挿入等 多岐にわたる基本技術のトレーニングをまさに真剣に行ってきました。看護師はICUシナリオシミュレーションシナリオ作成(尾道市立市民病院),在宅シナリオシミュレーション急変対応シナリオ作成(公立みつぎ総合病院)をビデオをとりながら行いました。そして最後に、この研修の目玉でありますシミュレーショントレーニングへと突入いたしました。今回は外科系ERシナリオシミュレーション(外傷・血気胸)と内科病棟急変シナリオシミュレーション(心筋梗塞)の2例で、トレーニングを受ける研修医は事前にその内容は全く知らされていませんので、かなり緊張していましたが、何とかスタッフの協力のもと、最後までこなすことが出来ました。以上の非常に濃い内容のスケジュールを一日半でこなし、無事、帰路の途に着きました。今回も関係者の御協力により非常に有意義な研修会になったこととともに、両病院の交流が図れましたことも有り難く思っております。
以上、本年度のテルモメディカルプラネックス研修会について報告させていただきました。来年度もよろしくお願い致します。